個人情報保護法 と個人ホームページ
−特に、”CGI掲示板”の運命は??

個人情報の保護に関する法律案 ⇒ 首相官邸    毎日新聞社[ リンク切れ ]    朝日新聞社[ リンク切れ ]

       国会で審議がはじまった(平成15年4月8日)「個人情報保護法  が原案どおり(ないし修正)可決されると,  は同年5月23日衆参で可決されました。[平成17年4月1日から全面実施]



(安全管理措置)
第二十五条 個人情報取扱事業者は、その取り扱う個人データの漏えい、滅失又はき損の防止その他の個人データの安全管理のために必要かつ適切な措置を講じなければならない。


      に違反すると、

第七章 罰則
第六十一条 第三十九条第二項又は第三項の規定による命令に違反した者は、六月以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。


      ことになります。

      悪意で個人情報を漏洩、密売する者は、厳しく罰せられるべきですが、インターネット愛好者にとって最大の関心事は、ホームページのコンテンツとしてよく見かける掲示板などの取り扱いです。

      もし、メールアドレスなど個人を特定できる情報が集積されていると、CGI掲示板のログファイルも、個人情報保護法では、1つのデータベースとして扱われます。データベースを扱う場合、掲示板を一個人が趣味で主催しても「個人情報取扱事業者」と認定されてしまうようです。しかも、設置・運営が比較的簡単なCGI掲示板では、データファイル(ログファイル)は、最もクラッキングし易いデータベースの1つですので、懲役・罰金などの対象者は急増するでしょう(もちろん、不正アクセス行為も処罰の対象となりますが、クラッカーの検挙は困難であるのが実情です)。

      ホームページ開設時から、特に個人情報保護、セキュリティに関心を持ち、バグ修正などに可及的すみやかに対応しつづけて来ましたが、インターネット自体が常に100%安全なものではない以上、本法律の是非、採否等の結果を問わず、今後も個人情報保護に配慮し、本掲示板を継続させていただきます。