-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE----- Hash: SHA1 - -- 就寝時のみコンタクトレンンズを装用し、 近視を治すユニークな治療法 Sender: owner-i Precedence: bulk Reply-To: yamagk@purple.plala.or.jp Second Opinion - i@mail i@メール お問合わせの多いご質問に対する一般的な回答です。 やまむら眼科医院 山村 敏明 オルソ K ADVANCED ORTHO-K(文献 1) 角膜矯正理論に基づく最新の治療法とお考え下さい。 くろめ(角膜)の組織内の線維(一部ですが)は、伸びたりシワができることなく、曲がる性質があります。この特性を利用して、鋳型となるコンタクトレンズを装着することで、非観血的に(手術をしないで)近視を治療することが、すでに米国で行われております。 注 記:これまでの近視治療=(イコール)手術療法です。Dはジオプトリーとよび、レンズや屈折度の単位です。 最新の技術では(上記のオルソK)、-4.00Dまでの軽度の近視眼であれば、一ヵ月以内に治療効果がでるようです。治療法は、特殊なレンズデザインの高酸素透過性ハードコンタクトレンズを夜間のみ装用します。 角膜の形状が変化し、記憶されるため、その後はメガネ・コンタクトレンズが不要となるようです。残念ながら、もどり(裸眼視力が再び低下する)の有無は記載されていません。 この論文に記載されている症例(16歳)は、旧式のシステムから治療をスタートしていますので、近視治療に約3ヵ月かかっていますが、裸眼視力(非矯正)は、治療開始早期で0・05、最終的には1.2程度となっております。近視の度数(等価球面)を見ますと、両眼-4.50D程度から、最終検査時 右-0.25D 左+0.25Dまで減少しています(近視が治っている)。 現時点では治療費として、一人当たり20万円ほど。 夜間使用する治療用のコンタクトレンズは、DK値(酸素透過性を示す)127のものとの記載がありますので、レンズの性能に関しては、夜間を含めて連続装用可能です。 多くの医学論文が発表されてから、再度お伝えいたします。 文献 1) Day Jr JH.他:Advanced Orth-K using custom lens designs. Spectrum. 1997;June:34-40. 2) Gindoff SA.他:Ortho-K reborn. A new way to use contact lenses to change refractive error. Optometric Management. 1996;Jan:24-25. 以 上 -----BEGIN PGP SIGNATURE----- Version: GnuPG v1.2.1 (MingW32) iD8DBQE+WHjGWKpMiVYLcIcRAoSXAJ9esAD5HB6JA5yptLSKH0HKL8PfogCgixp3 co1kinAtChr8L+wjpRvlBXs= =8DYh -----END PGP SIGNATURE-----