-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE----- Hash: SHA1 - -- 眼球を打撲したとき-野球ボール・サッカーボールがあたったなど Sender: owner-i Precedence: bulk Reply-To: yamagk@purple.plala.or.jp Second Opinion - i@mail i@メール お問合わせの多いご質問に対する一般的な回答です。 やまむら眼科医院 山村 敏明 <自分でする応急処置> ガーゼ、ハンカチなどを冷水でぬらして、まぶたの上から打撲したところを冷やして下さい。 メガネのレンズが割れて、まぶた・眼球からの出血があるときは、目をこすらないで下さい。 鼻血が出て、血液がのどの奥・口の中にたまった時、吐き出して下さい。 血液は、絶対に飲みこまないように。 鼻水・鼻血が出ても、強く「鼻をかむ」ことはしないで下さい。 以上の処置をしながら、直ちに、眼科医の診察を受けて下さい。 打撲による眼の異常(1) 角膜びらん 外傷性虹彩炎 前房出血 眼圧上昇(続発性緑内障) 網膜出血 網膜振盪(シントウ)症 眼瞼皮下出血 よくみられる目の異常です。安静・薬物療法が必要ですので、眼科主治医のお話をよくお聞き下さい。 打撲による眼の周囲の異常(2) 眼窩壁(ガンカヘキ)骨折 眼瞼皮下気腫 2重にみえる、下まぶたが突然膨れてきた、などの症状が出ます。骨折の程度により、手術が必要となることがあります。レントゲン撮影などの検査を受けて下さい。 重篤(ジュウトク)な眼の障害(3) 角膜染血症 毛様体解離 続発性緑内障 水晶体脱臼 脈絡膜破裂 視神経管骨折 永続的な障害が残るリスクが高いので、早急に眼科専門医の診察を受け、治療法などにつきご相談下さい。 以上 -----BEGIN PGP SIGNATURE----- Version: GnuPG v1.2.1 (MingW32) iD8DBQE+WHiPWKpMiVYLcIcRAsZ7AJ0QgYMK/PAXqGxFEd7IH3gl0CyrswCfRmD6 0yWqf9m2LYbtv6rZpsVuI7M= =6Zi3 -----END PGP SIGNATURE-----